本記事では、中国で3ヶ月滞在経験のある筆者が中国旅行に必要な持ち物リストを紹介しています。
そのほか、中国旅行前に必ず知っておきたい注意点についても解説します◎
- 中国旅行に必要な持ち物リスト
- 中国旅行に不要な持ち物
- 中国旅行ならではの注意点
この記事を読むことで、中国旅行前に知っておくべき必要な情報をまとめて知ることができます◎
中国旅行に必要な持ち物リスト

健康申告
この記事を書いている2023年9月29日現在、中国入国の際には「健康申告」をする必要があります。
事前にオンラインで「健康申告」を済ませておきましょう。
ちなみに在中国日本大使館のHPによると、「搭乗前48時間以内の抗原検査orPCR検査」は2023年8月30日から不要となっています。
※在中国日本大使館「中国渡航に必要な手続(8月29日更新)」
ワクチン接種証明書(※念の為)
この記事を書いている2023年9月29日現在、中国入国時には「健康申告」のみ義務付けられており、ワクチン接種証明書の提示は必要ありません。
ですが、わたしの場合は「万が一現地で証明書を求められる場合があったら‥」と思い、念の為「アプリ版」と「紙媒体」の両方でワクチン接種証明書を持って行きました。
必要になることはまずないと思いますが、わたしのように「どうしても心配だ」という人は持って行ってもよいでしょう。
VPN
すでに知っている人も多いと思いますが、中国では「LINE」や「Youtube」「Google」などのSNSが使えません。
中国政府がネット規制をかけているためです。
なので旅行中にLINEやGoogleなどを使いたい人は、かならず中国渡航前に(日本で)VPNを契約しておくようにしましょう。
一旦中国に入国するとネット検索すらできない(=VPNに契約できない)状態になります。
中国で使えるVPNは限られていますが、私も実際に使っていたおすすめVPNはこちら。

現地でSIM調達or海外WiFiレンタル
中国現地でもスマホを使うために、現地でSIMを調達するか海外WiFiレンタルサービスを利用しましょう。
私の場合は「中国語が話せる夫がいる&長期滞在する予定」だったので、現地でSIMカードを購入しました。
「中国語も英語も話せないし現地でSIMを買うのは不安‥」という人は、事前に日本で海外対応のWiFiをレンタルしていくのが最も安心でしょう。
中国に対応しており、海外WiFiレンタル利用者数6年連続No.1の業界最大手の会社です。
通常プランから大容量、無制限プランまで幅広い選択肢があるので、旅行期間やデータ使用量に合わせて選ぶことができます◎
ポケットティッシュ
中国のトイレには基本的にトイレットペーパーがありません。
(※空港やお高めのレストランなどには置いてあります)
なので、常にポケットティッシュを2〜3つ持ち歩いておくようにしましょう。
もちろん現地のコンビニやスーパーで調達できるので、わざわざ日本から大量に持って行く必要はありません◎
ちなみに中国のトイレはティッシュを便器に流すのはNGで、横にあるゴミ箱に捨てます。
意外とティッシュの消費が早いので、特に旅行中は多めに持ち歩いておくことをお勧めします!
ウェットティッシュ
中国のトイレは信じられないくらい汚いです。泣
中国の公衆トイレはどちらというと和式がスタンダードで、洋式トイレは少ない印象です。
そして、洋式トイレの便座が汚れていることが多いので便座を拭く用にウェットティッシュを持ち歩いておくと便利です。
私は拭くのも嫌だったので、お尻を便座に付けずにしていましたが(笑)
旅行中は外出先で食事をすることも多いと思うので、基本的にあると便利かなと思います!
マスク
ゼロコロナ政策終了後、中国でマスク着用を義務付けられることはほぼありませんでした。
ですが、「北京の地下鉄」と「飛行機内」の2回だけ「マスクを着けてください」と指示されたことがありました。
場所や地域によってはマスク着用を急に求められることもあるので、常に持ち歩いていると安心です◎
常備薬
私は、体調が悪くなった時のために「頭痛薬」「胃腸薬(正露丸)」「かぜ薬」を日本から持っていきました。
現地で調達もできますが、やっぱり普段から慣れているものの方が安心かつ体調が悪くなったらすぐに服用できるためです。
3ヶ月滞在した結果、一番活躍したのが「正露丸」。
田舎に滞在していたこともあってか、市場や屋台の食べ物は衛生管理ができてなさそうという印象で何度かお腹を壊したときに正露丸が救世主になってくれました(笑)
化粧品類
これは国内旅行でも準備していく人は多いと思うので、あえて持ち物リストに書く必要はないかもしれません。
私自身も日本から普段使っているスキンケア・化粧品を持っていきました。
ちなみに、中国ではみんな口を揃えて「日本の化粧品は良い!」「日本人女性はなんで肌が綺麗なの?」と言っていました。
日本と中国の化粧品のどこが違うのかはよくわかりませんが、日本の化粧品は肌に刺激・負担が少ないものが多いようです。
クレジットカード
中国ではVISAやMastarcardなどのクレジットカードが使えない場所が多いので注意。
地域にもよりますが、ホテルや空港、大きいデパートでしか使えないということも。
中国では、基本的に中国人だけが持っている「Wechat」「アリペイ(支付宝)」を使ったQRコード決済か、「銀聯カード」というデビッドカード(クレカもあり)でしか支払いができません。
また、中国人夫に言わせると「変なところで使うとカード情報を盗まれることもあるから気をつけてね」とのこと。
私も過去にアメリカでカードナンバーを盗まれた経験があったので、中国滞在中も大きいホテルや空港などの場所でしか使わないようにしていました。
現金
前述したとおり「VISAなどの国際的なクレジットカードが使えないことが多い」ため、現金をかなり多めに準備しておくことをおすすめします。
私は中国人夫とほとんど一緒に行動していたということもあり、自分が現金を使う場面はほぼありませんでした。
でも、もしも一人で旅行に行くなら「旅行中にかかる費用はすべて現金で支払える」くらいの額を持っていくと思います。
電圧変換器
中国の電圧は220Vで、日本の100Vよりも高くなっています。
なので電子機器が壊れたり発火するのを防ぐために、変圧器は持っていった方がよいでしょう。
「どれを買ったらいいかわからない」という人のために、Amazonと楽天で評価の多いおすすめの変換器を紹介します↓
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海外旅行保険
海外旅行に行く場合は、海外旅行保険に入っておきましょう。
クレジットカードに海外旅行保険が付帯されているものもありますが、保険額が低く設定されていることもあります。
なので保険範囲や保険額を確認したうえで、できれば海外旅行保険に加入しておくと安心でしょう。
航空券・ホテル予約確認書(控)
万が一、スマホを無くしたときのために航空券とホテル予約確認書を紙媒体で持ち歩いていました。
旅行中は何があるか分からないので、スマホを無くして「泊まるホテルの名前や場所がわからなくなった‥」「帰りのフライトの時間はいつだっけ?!」なんてことにならないようにしましょう。
貴重品の情報メモ(大使館、クレカ連絡先)
「貴重品を盗難されてスマホもパスポートも無くしてしまった‥」
「クレジットカードが入った財布を落としてしまった‥」
そんなときのために、在中国日本大使館やクレジットカード・銀行等の連絡先と、パスポートのコピーを携帯しておくことをおすすめします。
私は上記に加えて、日本にいる両親の携帯番号もメモして持ち歩いていました。
中国旅行で不要だった持ち物
プラグ変換アダプター
中国に持って行って、唯一無駄だったものが「プラグ変換アダプター」です。
中国には2つのプラグタイプがあり、一つは日本と同じ「Aタイプ」、もう一つは三又の「Oタイプ」です。
中国滞在中に上海・北京・大連・山東・海南の5省を訪れましたが、どの地域のホテルにもかならずAタイプとOタイプのプラグがありました。
なので、プラグ変換アダプターは持っていく必要はないでしょう◎
中国旅行へ行く際の注意点3つ
最後に、中国へ行く前に知っておきたい3つの注意点はこちら!
外国人が泊まれるホテルか事前に確認する
中国には外国人が泊まることのできないホテルがあります。
どうやら、警察に届け出をして許可されたホテルでないと外国人を泊めてはいけないというルールがあるようです。
私はその事実を知らずに一度痛い目に遭いました。
ある日、現地の友達が代わりにホテルを予約しておいてくれて、いざチェックインしようとしたらスタッフに「外国人は泊まれません」と言われました。
その日は夜中の11時近くにホテルに着いたので、泊まれないと知り慌ててその周辺で外国人の泊まれる場所を探したということがありました(泣)
ホテルの予約なしに行き当たりばったりで泊まる場所を決めて旅行したいという人は、事前に外国人が泊まれるホテルがあるかどうかを確認しておきましょう!
観光地の中心エリアや空港周辺の3つ星以上のホテルは「外国人OK」としているところが多い印象です。
VPNやWechatを使って日本との連絡手段を確保しておく
中国ではLINEが使えないので、日本との連絡手段を確保しておくようにしましょう。
具体的には、「VPNでLINEを使えるようにする」あるいは「Wechatを使って連絡する」という2つの方法があります。
LINEを使うためには、「スイカVPN」や「セカイVPN」など中国でも使えるVPNを日本で契約していきましょう。
また、万が一VPNが上手く繋がらないときのために「Wechat」を使うのもおすすめです。
(Wechatは中国人がテキストのやり取りや電子支払いに使っているアプリです)
外国人でも日本の携帯電話番号を使って登録できるので、自分と連絡したい日本にいる家族のアカウントを作っておき、お互いにメッセージできるようにしておきましょう。
現金を多めに準備していく
中国ではVISAやMastercardなどのクレジットカードが使えない場所があります。
なので、現金は多めに準備しておくようにしましょう!
中国の物価は日本よりも低いと言われますが、有名な観光地では値段をかなり高めに設定しているレストランやホテル、お土産屋さんが普通です。
特定のお店が高いというよりかは、観光地全体のあらゆるものが高いという印象。
中国旅行に必要な持ち物まとめ
以上が、中国旅行に必要/不要な持ち物と知っておくべき注意点でした!
最後に持ち物リストをまとめたので、旅の出国前にぜひ確認してみてくださいね◎
- 健康申告(オンラインで)※必須
- ワクチン証明書(※念の為)
- VPN※必須
- SIMor海外レンタルWiFi※必須
- ポケットティッシュ
- ウェットティッシュ
- マスク
- 常備薬
- 化粧品類
- クレジットカード※必須
- 現金※必須
- 電圧変換器※必須
- 海外旅行保険※必須
- 航空券・ホテルの控え
- 貴重品情報のメモ・コピー