こちらの記事では、屋久島旅行へ行きたいという方に向けて
- 屋久島の基本情報(必要な観光日数、ベストシーズンなど)
- 3泊4日で行く屋久島旅行モデルプラン
- 屋久島に行くなら必ず行くべき観光スポット
- 屋久島旅行におすすめの観光ツアー
といった内容をわたしの旅行体験をもとにご紹介します!
屋久島の基本情報
鹿児島の南部に位置する「屋久島」は、山や海など豊かな自然に囲まれた島。
屋久島は、1993年12月に白神山地とともに日本で初めて「世界自然遺産」に登録されました。
世界自然遺産地域内にある推定樹齢2,170年~7,200年とも言われている「縄文杉」は屋久島のシンボルになっています。
ベストシーズン
※画像引用:「気温と雨量の統計」より
屋久島は、新緑が楽しめる「3〜5月」がベストシーズンと言われています。
とくに3月下旬〜4月上旬は、桜の景色が楽しめます。
「1ヶ月に35日雨が降る」とも言われているほど雨が多い屋久島ですが、8月は降水量がもっとも低い月だったからか、一度も雨に降られることはありませんでした!
川遊びや海水浴も楽しめるので、夏の時期も個人的にはおすすめです◎
必要な日数
一般的に、屋久島旅行に必要な日数は「2泊3日」と言わることが多いです。
個人的には「縄文杉」やもののけ姫で有名な「白谷雲水峡」以外にビーチや他のスポットも回りたい、ゆったりめの旅行プランにしたい、という方には「3泊4日」もおすすめです◎
逆に4泊5日以上になると、遊べるところが限られているので暇を持て余してしまうだろうなと思いました。
屋久島への行き方
屋久島への行き方は、鹿児島本島から「飛行機」あるいは「船・フェリー」で行くかの2通り。
- 羽田/成田空港→鹿児島空港(約1.5時間)
〜鹿児島空港で乗り換え〜 - 鹿児島空港→屋久島空港(約40分)
- 飛行機で羽田/成田空港→鹿児島空港へ(約1.5時間)
- 鹿児島→屋久島まで高速船・フェリーで移動(約2〜3時間)
わたしは飛行機で行きましたが、「どうしても船で行きたい」というこだわりがない限りは移動時間が短い飛行機がおすすめです!
3泊4日で行く屋久島旅行モデルプラン!【旅行記】
1日目(林道ドライブや有名な滝へ)
※画像引用:Googleマップ
「屋久島空港」到着
朝8時ごろの羽田発の飛行機に乗って鹿児島で乗り換え、11時半ごろに屋久島空港につきました!
屋久島空港は想像以上に小さくて、預け入れ荷物を待っている間は空港内が人だらけでパンパンに。笑
観光案内所で「登山バス券」購入
つぎの日は縄文杉のトレッキングコースへ行く予定だったので、空港前の観光案内所で「屋久杉自然館→荒川登山口」の登山バス券を買っておきました。
縄文杉のトレッキングコースは「荒川登山口」から始まります。
そしてレンタカーでは「荒川登山口」まで行けず、「屋久杉自然館」から30分ほどバスに乗らないといけないのです。
当日に屋久杉自然館前でも買うことができますが、混むと乗り遅れる場合があるそうなので事前に買っておきました◎
(実際、当日は人が多く混んでいたので事前にバス券を買っておくことをオススメします)
※ 屋久島内で登山バス券が買える場所は「屋久島山岳部保全利用協議会HP」で確認できます。
「潮騒」でお昼ご飯
着いたのがちょうどお昼ごろだったので、まずは腹ごしらえから。
海鮮が美味しい定食屋さん「潮騒(しおさい)」でご飯を食べました!
(けっこう有名なお店で、店内には有名人の色紙が飾ってありました)
屋久島は飛魚(トビウオ)が有名だそうで(屋久島の飛魚の漁は日本一!)、名物の「飛魚の唐揚げ付き刺身定食」を食べました!
お刺身も、初めて食べる飛魚の唐揚げもとっても美味しかったのでオススメです◎
「永田いなか浜」
そのあとは「日本一のウミガメの産地」と言われる永田いなか浜へ。
曇りであまり天気はよくありませんでしたが、海の透明度が高くて浅いところにも魚が泳いでいるのが見えました!
ここは遊泳禁止ではありませんが泳いでいる人はほぼいなく、ライフセーバーもいないので泳ぐのはあまりオススメできません。
また、ウミガメの産卵〜孵化時期は夜間の立ち入りは禁止なので、残念ながらウミガメを見ることはできません(泣)
海の景色を楽しみに行く場所としてオススメですね◎
「西部林道」をドライブ
さらに南下して「大川の滝」へ向かうべく、屋久島で有名な「西部林道」の中をドライブ。
このエリアは野生の鹿やお猿さんに出会えることで人気の林道!
30〜40分くらいの間、せまーーーーい林道の中を進んでいくのですが、鹿や猿に5回以上出会いました!
人や車に慣れているようで、近くに寄ってもまったく逃げず。笑
とても可愛かったです♪
「大川の滝」
西部林道を抜けたら、「大川の滝」に到着!
『日本の滝100選』にも選ばれている、落差88mの迫力ある滝です。
写真で見るとどうしても伝わりづらいですが、目の前から見上げるとすごい迫力でした!!
行く前は「滝にそんな興味ないけど、行っとくか」という感じでしたが、スキップしなくて良かったなと思いました!笑
かなり目の前まで近づくことができて、滝の水しぶきが浴びられます♪
「屋久島灯台」
1日目は「大川の滝」まで行って、そのあとは屋久島の東側にあるコテージに向かいつつ、「屋久島灯台」に寄りました。
夕日が綺麗に見えるとオススメの場所だったので、ちょうど日没時間に合わせて向かったのですが、なんと開いていませんでした・・・残念。泣
写真だけ撮って帰りました。笑
スーパーで買い出し
翌日は10時間の縄文杉トレッキングコースの予定だったので、コテージに着く前に事前にスーパーで食料調達!
その日の夜ご飯と翌日の朝食・昼食を買い出ししました。
屋久島はスーパーや薬局の数がほんとうに少なくコンビニはほぼ皆無なので、食料調達はできるときまとめて買っておくことをオススメします◎
コテージにチェックイン
19時ごとにコテージ「森のこかげ」にチェックイン。
コテージエリアに8軒ほど、上記の写真のような可愛らしいお家が並んでいました♡
わたしは2人だったので、一番小さいタイプのコテージに宿泊。
外観も内装もフランスにありそうなメルヘンチックな感じで、本当に可愛かったです!
広さはあまりないのですが、水回りがとっても綺麗で清潔で過ごしやすかったです。
外にハンモックがかけてあり、コテージに戻ってきてたあとは毎晩ハンモックでまったり過ごしていました。
2日目(縄文杉トレッキング)
縄文杉トレッキング
世界自然遺産区域内にある「縄文杉」を目指して歩く、往復10時間のトレッキングコース。
「屋久杉自然館前」からバスに乗り、出発地点である「荒川登山口」まで移動します。
登山口に着いたら、トイレを済ましてから登り始めましょう!(縄文杉までトイレは2〜3箇所しかありません)
ここからトレッキングコース開始!
前半はトロッコ道で板の上を歩くので、わりと歩きやすく上りもほぼありません。
トロッコ道の終わりには、大きめのトイレ休憩場所が。ここでトイレを済ませておくと、あとが安心です◎
そして後半戦。ここからは、いきなり本格的な山道がつづきます・・。
トロッコ道は正直ハイキング気分で歩けたのですが、ここからはかなり辛かったです!笑
このトイレ休憩場所から「縄文杉」までの往復時間は4時間ほどと書かれていました。
登っていくと、途中に大きな切り株で有名な「ウィルソン株」が。
「縄文杉」以外で一番有名な写真スポットなので、ぜひ休憩がてら記念撮影をしましょう◎
そして、、ついに「縄文杉」に辿り着きました!!
近づくことはできず、縄文杉の周りに展望デッキが設けられているのでそこから鑑賞できます◎
写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、途中で見たどの杉よりも圧倒的に大きくて、迫力はもちろん、神秘的な雰囲気が感じられました!
写真撮影をしたら、下山に向けて登山再開。
一般的に10時間かかると言われているトレッキングコースでしたが、わたしは早足で登ったので往復で7時間半ほどかかりました。
戻ってきたときはもう膝がガクガクで、疲労はピーク状態。笑
ここで、縄文杉トレッキングへ行く前に知っておきたいガイドのこと、持ち物のことについて情報をシェアします↓
- 早朝に出発して昼過ぎ〜夕方に帰るのが一般的なスケジュール
- ガイドさんをつけるのはマストではない!
(ガイドさんをつけている人もいましたが、単純な道のりなので道に迷うことはまずありません。歴史などについて詳しく知りたい、予算に余裕があるという人はつけても◎) - トレッキングシューズは必須!
(後半のコースがガチの山登りになるので、トレッキングシューズはマスト。でも、1割弱くらいの人が普通のスニーカーで登ってたと思います) - 携帯トイレ・ヘッドライトはなくても大丈夫
(トイレが近くて心配という人は持っていてもいいですが、トイレは何箇所かあるのでそこまで心配はいらないかも。ヘッドライトも明るいうちに行って帰ってくる予定なら、いらなかったなと感じました) - 雨具は持っていってほうがいい
(1ヶ月に35日雨が降るともいわれている屋久島なので、防寒や雨合羽などの雨具は持っていったほうが良いです)
夜ご飯は「いその香り」
トレッキングから帰ってきて、もう汗まみれだったのでコテージで速攻シャワーを浴びました。
夜までコテージでゆっくりして、夜ご飯はお寿司が美味しい「いその香り」へ!
店内は地元のこじんまりとしたお店という感じで、雰囲気もとっても良かったです♪
お寿司、鹿児島で有名な「たんかん」のジュース、その日に獲れた魚の天ぷらをいただきました!
3日目(白谷雲水峡トレッキング)
白谷雲水峡トレッキング
白谷雲水峡は、ジブリ作品「もののけ姫」の舞台になったと言われている「苔むす森」のある場所。
「苔むす森」を通る「太鼓岩往復コース」は、往復3.5時間ほど。
朝7〜8時ごろ登り始めて、お昼くらいに帰って来るのがオススメです!
↑「苔むす森」
ずーっと苔の生えた山道を登っていくのですが、「苔むす森」はフカフカとした分厚い苔が生えているエリアで、ここに辿り着くまでの景色とは少し違った特別な風景でした!
↑「太鼓岩」
「苔むす森」から折り返し地点の「太鼓岩」までは、上りの激しい道がつづきます・・。
中には「苔むす森」の地点で折り返す人もいるようですが、「太鼓岩」からの景色は想像以上に綺麗で壮大だったので「太鼓岩」もとってもオススメです!
夜ご飯「焼肉鹿児島ホルモン」
夜ご飯は、焼肉屋さんに。鹿児島の「鹿肉」が有名らしいです。
メニューにあった「鹿肉」と「猪肉」に挑戦!
(ここのお店のお肉は大分県産でしたが。笑)
4日目(ビーチでマリンスポーツ)
- 「一湊海水浴場」でシュノーケリング
- 「屋久島ふるさと市場 島の恵み館」でお土産調達
- 「平内海中温泉」
- 「屋久杉自然館」
「一湊海水浴場(いっそうかいすいよくじょう)」
屋久島で一番人気の海水浴場が「一湊海水浴場」です!
アオウミガメが見られるとのことで、人生初のシュノーケリングに挑戦。
90分ほど泳いで、野生のアオウミガメを2匹見ることができました!!
人間慣れしているのかまったく逃げず、とっても可愛かったです♡
スタッフさんから教えてもらったのですが、屋久島のアオウミガメは屋久島で生まれて、遠く離れたハワイの海岸まで泳いでいくそうです。
そして産卵の時期になったら、また屋久島の海に戻ってくるのだそう!
シュノーケリングは「アソビュー」というレジャーの体験予約サイトから予約しました。
マリンスポーツがお好きな方はおすすめです◎
「屋久島ふるさと市場 島の恵み館」
海で遊んだら、「屋久島ふるさと市場 島の恵み館」でお土産の調達。
鹿児島のオススメのお土産は、焼酎とタンカン・ポンカンジュース!
いつも無難にお菓子系のお土産を買ってるのですが、今回は飲み物系にしました◎
「平内海中温泉」
屋久島の南の方に位置する「平内海中温泉」は、海中から湧き上がる天然の温泉。
干潮時のみ入浴することができます◎
管理人さんなどもおらず自由に入って良いみたいですが、今回は見学のみにしました。笑
「屋久杉自然館」
旅の最後は、屋久杉・屋久島の歴史について学べる「屋久杉自然館」へ。
入館料は大人600円、高校・大学生400円、小・中学生300円とリーズナブルなので、時間がある方はぜひ行ってみることをオススメします◎
このあとは、夜19時くらいの便に乗って帰りました。
屋久島は、山と海、自然を思う存分堪能したい人はおすすめの場所です!
世界遺産にもなっているので、ぜひ一生に一度は足を運んでみる価値があるなと感じました!
屋久島旅行で外せない観光スポット5選
最後に、実際に屋久島へ行ってみて感じた「ここだけは行くべき観光スポット」を5箇所紹介します!
2泊3日でそんなに時間がないという方も、この5つのスポットにはぜひ足を運んでみることをおすすめします◎
縄文杉(世界遺産)
屋久島のシンボル、世界遺産にもなっている「縄文杉」は絶対訪れるべきマストスポット。
往復10時間のトレッキングコースになっているので、縄文杉に行くには丸1日かかるとみてスケジュールを立てましょう。
白谷雲水峡(もののけ姫の舞台)
美しい苔の景色が広がる「もののけ姫」の舞台になったと言われている「白谷雲水峡」。
往復3.5時間で行けるので、半日のスケジュールで行くことができます。
個人的にはこのスポットを一番楽しみにしていたので、屋久島へ行く前に「もののけ姫」を見て予習しました。笑
一湊海水浴場(海で遊ぶならここ)
山や森のイメージが強い屋久島ですが、綺麗が海があるのも忘れてはいけません。
海水浴場に行くなら、人気のスポット「一湊海水浴場」がおすすめ!
シュノーケリングでは、野生のアオウミガメを見ることができます!
大川の滝(日本の滝100選)
「日本の滝100選」に選出されている「大川の滝」は迫力満点!
落差88mのある滝を目の前で見ることができます!
西部林道(鹿や猿が見られる)
大川の滝へ行く途中に通るのが「西部林道」。
野生の猿や鹿に出会うことができるため、動物好きの方には堪らないスポット!
屋久島旅行でオススメの観光ツアー
屋久島旅行に行くなら、航空券+ホテル+レンタカーがセットになっている観光ツアーがお得でおすすめ!
別々に予約すると高くついてしまうし予約の管理も面倒なので、わたしは国内旅行向けパッケージツアーが予約できる「J-TRIP(ジェイトリップ)」を利用しました。
航空券とホテルセットのツアーは他の会社でもあるのですが、調べた限りでは3泊4日レンタカー込みのツアーは「J-TRIP(ジェイトリップ)」にしかありませんでした。
これから屋久島へ行こうか検討中の方は、ぜひ屋久島の観光プランをチェックしてみてくださいね。