シャードーイングとディクテーションは、どちらもリスニングに効果があると言われている学習法。
一方で「効果があるのはどっち?両方やるべき?」と悩んでいる人は多いでしょう。
そこで本記事では留学経験あり&現役英語学習者が「シャドーイングとディクテーションの効果の違い」や「リスニング上達のためには両方やるべきなのか?」を解説。
効率的に英語上達を目指したい!という方は、ぜひ参考にお役立てください◎
(1年間米留学経験あり/TOEIC885/IELTS6.0/TOEFL70/英検準1級)
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【結論】シャドーイングとディクテーションは両方やるべき!
結論から言うと、リスニング力を上げるには「シャドーイングとディクテーション両方やる」のが最も効果的です!
その理由は、シャドーイングとディクテーションでは得られる学習効果が異なるため。
両方の勉強法を取り入れることで、リスニング上達に必要な英語力を着実&効率的に鍛えることができるのです◎
ここからは「シャドーイングとディクテーションで得られる効果はどう違うのか?」を見てみましょう。
シャドーイングとディクテーションの効果の違い
ここでは、シャドーイングとディクテーションの違いを解説します。
シャドーイングの効果とメリット
シャドーイングは「流れてくる音声を真似して発音する」ことで「発音習得」を目指す英語学習法。
発音習得ができるシャドーイングは「正しい発音が理解できていない」というリスニングで聞き取れない原因を解消することができます。
さらに正しい発音を聞く&発音することで、「アクセントの矯正」や「ネイティブ英語の話し方に近づけられる」のもメリットです。
ディクテーションの効果とメリット
ディクテーションは「(スクリプトを見ずに)流れてきた音声を書き取る」という学習法。
「自分が聞き取れるor聞き取れないところはどこなのか?」を確認し、「なぜ聞き取れないのか?」を分析することができます。
シャドーイングのように実際に発音する練習はしないため、発音矯正ができないのがデメリット。
一方で、リスニングの聞き取りで必要となる「『音』と『文字・意味』を結びつけられる」点がメリットです。
【1日40分】シャドーイングとディクテーションを組み合わせた勉強法
ここからは、私も実際に実践している「シャドーイングとディクテーションを組み合わせた勉強法」を紹介します!
Step1. 教材を一つ選ぶ
まずは好きな海外ドラマや海外Youtuberなどの中から、動画を一つ選びます。
(初心者は日常会話が中心の『フレンズ』等がオススメ◎)
その中で、約1分間をピックアップし教材として使用します。
(ドラマだったらエピソード1の冒頭の1分から始めてOK)
Step2. ディクテーションをする
次に、字幕をつけずに動画を流してディクテーションをします。
(PCのメモでもノートに書き取ってもOK)
何回聞いても聞き取れない場合は、0.75倍速にして何度かトライしてみましょう。
それでも聞き取れない箇所は空欄にしておき、字幕を見て答え合わせをします。
聞き取れなかった箇所を確認すると同時に、文全体の内容も理解します。
「聞き取れなかった箇所=発音が分かっていない箇所」なので、なぜ聞き取れなかったのか?を分析しましょう!
- 初見の単語だった→ 単語の意味と発音を確認
- 単語の発音がわからなかった→ 正しい発音を確認
- 単語と単語の連結部分が聞き取れなかった
→ どのようにリンキングされているのか確認
Step3. シャドーイングをする
ディクテーションで聞き取れなかった箇所&全体の内容理解ができたら、シャドーイングに移ります。
まずは、「一単語ずつ/ワンフレーズごとに音声を流す→聞く→真似して発音してみる」というリピーティングから始めます。
いきなり全体をシャドーイングすると難易度が高く、話すスピードに意識が向かい正しい発音が習得できなくなるためです。
部分ごとのリピーティングが終わったら、「1文ごとに音声を流す→聞く→真似して発音してみる」というように徐々に難易度を上げていきましょう!
リピーティングで「発音等のアクセント全般」の習得をした上でシャドーイングに移りましょう!
- 一単語ずつの正しい発音
- 単語と単語の連結部分(音の脱落・省略・同化など)
- 全体のイントネーション(文末が上がる・下がるか)
リピーティングでアクセントの習得ができたら、シャドーイングに移ります。
音声を流しながら、少し遅れるように発音していきます。
ここで初めて「話すスピード」も意識して、音声に遅れを取らないように話す練習をしてみましょう◎
英語の文章をそのまま覚えてしまうくらい、何度も繰り返しシャドーイングします。
リスニングアップに繋げるための勉強習慣
最後に「1日どれくらい勉強すると効果が出るの?」と疑問に思っている学習者に向けて、リスニングアップに繋げるための勉強習慣のポイントを紹介します。
ディクテーションは1日30分を目安にやる
ディクテーションは「書き取り〜聞き取れなかった箇所の確認〜全体の内容理解」まで含めて「1日30分」を目安にやりましょう。
忙しい日でも「最低20分」でも時間が取れると◎
1日20〜30分と考えると「1分程度」の長さの教材でディクテーションをやるのが最適でしょう。
もちろん学生などで時間がたくさん取れるよ!という人は、1日1時間やってもOKです◎
シャドーイングは1日20分を目安にやる
シャドーイングは「1日20分」を目安にやるのが良いでしょう。
シャドーイングは集中力も必要になるため「最長でも30分」にして、疲れすぎないように注意しましょう。
ディクテーションとシャドーイングを別々の教材でやるのもNGではありません。
ですが、ディクテーションで使った教材(1分程度)をそのままシャドーイングに使うと、効率的に学習が進むのでオススメです◎
効果に繋げる最大のコツは毎日継続!
ディクテーションとシャドーイングを合わせて「毎日40〜50分」の学習ができれば最高ですが、仕事や学業と両立するのが大変…という人もいるでしょう。
英語上達に繋げるためにもっとも大切なのは「毎日継続すること!」。
語学習得は1週間に2日みっちり勉強するよりも、1日30分でも毎日コツコツ続ける方が効果があります。
本記事で紹介した勉強法を参考にするのも良いですが、参考にしつつぜひ自分なりに継続しやすい学習方法を見つけてみてくださいね◎