「シャドーイングは同じ文章で何度もやるべき?」
「それとも色々な文章を試した方が効果があるの?」
英語学習者の中には、シャドーイング練習をする際にこのような疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では留学経験あり&現役英語学習者が「シャドーイングは同じ文章を繰り返したら意味ないのか?」というお悩みにお答えします!
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【結論】シャドーイングは同じ文章を繰り返しやるべき
結論から言うと「シャドーイングは同じ文章で繰り返しやるべき」です。
理由は、同じ文章で繰り返しトレーニングしないとシャドーイングをやる目的である「発音・イントネーションの向上」「リスニング力アップ」に繋がらないから。
例えば、一つの教材を完ぺきに終えない状態で新しい教材にどんどん挑戦しても、正しい発音が習得できないまま次に進んでしまうので学習効果が薄れてしまいます。
(正しい発音が習得できない→リスニング力も上がらない)
つづいては「じゃあ具体的にいつまで同じ文章でシャドーイングを繰り返せばいいの?」という点を解説していきます!
シャドーイングは同じ文章をいつまで繰り返すべき?
具体的には以下3つのポイントを目安に、同じ文章(同じ教材)でシャドーイングをやってみましょう。
正しい発音で言えるようになるまで
もっとも重要なポイントは「文章を正しい発音・イントネーションで言えるようになったかどうか」。
理由は「発音・イントネーションを矯正しネイティブのような話し方に近づける」ことはシャドーイングをやる最大の目的だからです。
発音・イントネーションが正しくできているかどうかは、自分のシャドーイングする声を録音して確認するのがおすすめ◎
- 発音が分からないときは発音記号を調べる
- 英語の単語と単語のつながり(リンキング)を理解する
- 文末のイントネーション(下がるのか上がるのか)を意識する
お手本と同じ速さでできるようになるまで
二つ目のポイントは「お手本の音源と同じ速さでシャドーイングができるようになったかどうか」。
ネイティブと同じようにスラスラと言えるということは「正しい発音やリンキングを意識して話せている」「英語を話すときの口や舌の動きに慣れてきている」という証拠です。
最初は音源についていけない状態でも、ネイティブの速さについていけるようになるまで根気よく同じ文章で続けてみましょう◎
- まずは音源を0.5倍速・0.7倍速にしてやってみる
- まずはフレーズごとに区切ってシャドーイングしてみる
- 正しい発音・イントネーションを理解してから速さを意識する
文章を丸暗記するくらいまで
3つ目は「文章を丸暗記するくらいまで」同じ文章で繰り返しシャドーイングしてみましょう。
「文章が完全に頭に入っていて自然と口から英語が出てくる」レベルになると、発音やイントネーションも正しく言えて、音源のスピードと同じように話せるようになっているでしょう。
また文章を丸暗記するということは、語彙やフレーズも覚えられている状態なので「リーディング力が上がる」「スピーキング時の表現の幅が増える」といった学習効果にもつながります◎
シャドーイングの効果的なやり方
ここからは、ネイティブのような自然な話し方が習得できる「シャドーイングの効果的なやり方」を6つのステップに分けて紹介します。
Step1:教材を選ぶ
まずはシャドーイングのお手本となる教材を選びましょう。
- 音声のみではなく動画教材を選ぶ
(口の動き・表情が確認できるため) - 再生速度が変えられる教材を選ぶ
- 日英字幕/スクリプト付きを選ぶ
- 「数分〜5分」をピックアップ
好きな芸能人/海外Youtuberを一人ピックアップしたり、好きな海外ドラマ/映画を選んでもよいでしょう。
Step2:ディクテーションする
シャドーイングに入る前に余裕がある人は「ディクテーション」から始めると、リスニング力アップにより効果的なのでおすすめ。
- 字幕を見ずにノートに聞き取れた英文を書く
- 分からないところは再生速度を落として何度も聞く
- 英語字幕を見て答え合わせ
- 聞き取れなかった箇所を確認する
Step3:内容を理解する
ディクテーションをスキップした人は、教材の英語字幕/スクリプトを見て内容を理解します。
何を言っているのか分からないまま、ただひたすらシャドーイングするだけだと学習効果は得られません。
まずは日本語の翻訳を見ずに、分からない単語やフレーズがあったら調べつつ理解を進めていきます。
最後に日本語の字幕やスクリプトをして答え合わせをしてみましょう。
Step4:フレーズごとにシャドーイング
内容理解ができたら、まずはフレーズごとにシャドーイングをします。
いきなり全文を通しでやっても、発音が習得できない&スピードについていけないから。
また、厳密に言うとシャドーイングではなく「音声を流したあとに真似して言ってみる」というリピーティングをやるのがおすすめ◎
上手く発音できない箇所は、一つひとつ発音記号を調べながらやると良いでしょう。
Step5:1文ごとにシャドーイング
フレーズごとのシャドーイングを繰り返し、各単語の正しい発音がわかってきたら「1文ごとのシャドーイング」に進みます。
ここでも「1文の音声を流して、聞いてから真似して発音する」というリピーティングの形を取るのがおすすめです。
このステップでは、単語と単語のつながり(リンキング)や文末のイントネーションを特に意識してやってみましょう。
Step6:自分の声を録音して改善
1文ごとのシャドーイングが終わったら、教材全体を通しでシャドーイングをしてみましょう。
正しい発音・イントネーションで話すと同時に「話すスピード」も意識します。
繰り返し練習して慣れてきたら、自分が正しい発音・イントネーションで話せているかの確認として「自分の声を録音」します。
客観的に自分の話し方をみて、改善できる点はないか探してみましょう。
同じ文章をシャドーイングするのに飽きないコツ【実体験】
最後に「同じ文章を完ぺきになるまで繰り返しやっていると、どうしても飽きてしまう」という人のために飽きないで続けるための2つのポイントを紹介します。
Point1:好きな海外ドラマを選ぶ
飽きないためにはやっぱり『自分の好きなもの』で続けるのが最大のコツです。
大好きな俳優、大好きな海外ドラマ、なんでもいいので自分が好きだと思うものの中からシャドーイング教材を選んでみましょう。
その中でも「海外ドラマ」は学習教材としてだけではなく、ストーリー展開も楽しめるのでおすすめです!
Point2:毎回1シーンずつ進める
シャドーイングのやり方でおすすめなのは、毎日1シーンずつ(約20秒)進めていく方法。
短いので「ディクテーション〜シャドーイング」の一連の流れも1日で出来てしまいます(英語中上級者の場合は1日30〜45分くらいかかる)。
次の日は、前日にやったシーンを振り返りシャドーイングしてから、また次のシーンに進めるので飽きることなく続けられます◎
まとめ
いかがでしたか?
以上が「シャドーイングでは同じ文章を繰り返しやるべきか?」という疑問に対する解説でした!
- 正しい発音・イントネーションで言えるようになったら
- ネイティブと同じくらいのスピードで言えるようになったら
- 文章を丸暗記してしまうくらい繰り返し練習したら
もちろんシャドーイングのやり方は人それぞれなので、本記事の内容を一つの参考にしつつ「自分に最適のシャドーイング方法」を探りながら学習を続けてみましょう◎