「シャドーイングで口が回らない…このままじゃ上達する気がしないし、どうしたらいいの?」
本記事では、こんなお悩みを抱えている人向けて「シャドーイングで口が回らないときの原因と対処法」を解説します。
結論を言うと、シャドーイングが上手くいないのには「正しいやり方をしていない」ことが大きな要因としてあります。
記事の後半では「効果的なシャドーイング方法」も紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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シャドーイングで口が回らない原因
シャドーイングでネイティブ英語に口がついていかない原因は3つあります。
正しく発音できていない
一つ目は「英語の正しい発音ができていない」こと。
発音の基礎を知らずに「なんとなくネイティブと同じように発音しようと頑張っている」と言う人は注意が必要です。
英語を話すときに「正しい口の形、舌の位置、息の出し方」ができていないと、そもそも正しい発音は習得できません。
そして正しい発音ができていないと、同然ネイティブのようにスラスラと話すことは難しくなります。
英語の口の動きに慣れていない
二つ目は「英語を話すときの動きに口が慣れていない」こと。
私たちは生まれたときから毎日のように日本語を話しているので、日本語を話すときに「口や舌が回りにくいな」「何回もつっかえてしまう」なんてことは起こりません。
一方で英語ノンネイティブの私たちは「英語を話す」こと自体に慣れていないため、口や舌も思うように動きません。
そのため「シャドーイングの音源に全くついていけない…」ということが起こるのです。
やり方がそもそも間違っている
3つ目の原因は「シャドーイングのやり方がそもそも間違っている」から。
シャドーイングで悩んでいる人の中には「最初からお手本の音源と同じスピードで話そう」と一生懸命練習している人がいるかもしれません。
ですが、私たち英語学習者の中に「初めからネイティブと同じ速さで話せる人」はそもそもいません。
そのため、いきなり難易度の高いシャドーイング方法を始めてしまうと、いつまで経っても口が回らずこのまま一生上達できないのでは?と感じてしまうでしょう。
いきなり難しいことから始めずに、まずは簡単なシャドーイング方法から挑戦してみることが徐々に口が回るようになるコツです。
シャドーイングで口が回らないときの対処法
ここでは「口が回らない3つの原因を解決するための対処法」を紹介します。
まずは発音の基礎を学ぶ
「正しい発音ができない」という人はまずは発音の基礎を学びましょう。
英語をネイティブのように話すには「なんとなく雰囲気で話す」のではなく「正しい口の形、舌の位置、息の出し方」を論理的に学んでいくことが重要です。
一つひとつの音がどのように発音されるのかを習得するのは地道な作業ですが、「一度発音の基礎を覚えてしまえばその後勉強する必要はない」ので、一度まとまった時間をとって勉強しましょう!
- 発音専門の参考書を買う
- 発音について解説されているWebサイトを読む
- 発音基礎に関するYoutube動画を観る
音読で口が回るように訓練
「英語を話すときの口の動きに慣れる」ためには「音読」をするのが非常に効果的です。
音読は自分で英文を組み立てる訳ではないので「英語をとにかく話し続けて口を慣れさせる」訓練に最適です◎
1日最低15分時間をとって音読してみましょう。
- 英語ニュース
- リーディング等の参考書
- 洋書
※ 英語をスラスラと読み上げる練習なので「少し簡単すぎるくらいの読み物」でOK。
最初は簡単・ゆっくりから始める
3つ目の原因である「ネイティブ英語についていくのは難易度が高すぎる」という問題に対しては「簡単&ゆっくり話す練習」から始めてみましょう。
簡単なトレーニングから徐々に難易度を上げていくことで「着実に上達に向かっていける」「成長が感じられモチベーションを保てる」というメリットがあります。
シャドーイングの効果的なやり方
シャドーイングを効果的に進めていくための方法を5つのステップに分けて紹介します。
step:1 簡単&短い教材を選ぶ
まずはシャドーイングに最適な教材選びから。
自分が思っているよりも「簡単なレベル+1〜3分の短い教材」を選びましょう。
日本人学習者はリーディングが得意な人が多いので、教材を見て「これくらいならできそう」と思っても実際にシャドーイングをしてみると「難しい…」なんてこともあります。
また、10分以上の教材を完璧にシャドーイングしようとすると「果てしない時間がかかる&量より質が大事」なので、1〜3分の教材を選ぶようにしましょう。
- Youtube(動画内の1〜3分をピックアップ)
- 海外ドラマ(1〜3分のワンシーンをピックアップ)
- TED(動画内の1〜3分をピックアップ)
※シャドーイング教材として有名な「TED」は中上級者向け
step:2 内容全体を理解する
自分に適した教材を選んだら、シャドーイングを始める前にまずは内容を理解します。
お手本とする音源を聴いたりスクリプトを見て、分からない単語・表現があったら調べてみましょう。
自分なりに理解ができたら日本語のスクリプトを見て答え合わせをしてみるのが良いでしょう◎
step:3 フレーズごとにシャドーイング
内容理解ができたら、実際にシャドーイング練習を始めます。
まずは音声と同時にシャドーイングするのではなく「1フレーズごとに流す→発音をしっかり聞く→真似して発音してみる」という方法でやってみましょう。
(例)”I don’t know how to explain it.”
→ “I don’t know/how to explain it.” と2パートに分けて練習してみる
それでも難しく感じたら、1単語ずつシャドーイングするか再生速度(0.7倍速など)を落としてやってみるのもオススメです◎
この段階で意識したいのは「スピードについていく」のではなく「正しい発音を聞いて真似して言ってみる」ことです。
step:4 1文ごとにシャドーイング
フレーズごとのシャドーイングに慣れてきたら、1文ごとのシャドーイングにステップアップしてみましょう。
このときにも注意したいのは、お手本の音源と同時に話さないこと。
「音源を1文流す→聴く→すぐに真似して発音」してみましょう。
音源に自分の声をかぶせてしまうと「音源の正しい発音が聞こえなくなる」「自分の発した音が自分の耳で確認できない」からです。
step:5 音源と同時にシャドーイング
1文ごとのシャドーイングにも慣れてきたら、最終段階として「音源と同時に発音し、ネイティブと同じ速さでシャドーイング」してみましょう。
この段階になれば「ある程度正確に発音ができている」「1文ごとのシャドーイングはできている」という状態なので、お手本の音源についていくこともそこまで難しくありません。
とはいえ「正しい発音でネイティブと同じようなスピードで話す」のは簡単なことではないので、ひたすらシャドーイング練習を繰り返します。
速さに慣れてきたら、自分の音声を録音して苦手な部分を改善していきましょう。
シャドーイングを始める人のよくある疑問
最後にシャドーイングに関する「みんなの疑問」に回答していきます!
早くてシャドーイングができないときはどうしたらいい?
シャドーイングをやる多くの人が最初にぶつかる壁が「お手本の音声についていけない」という悩み。
本記事でも解説したように、とにかくハードルを下げて簡単なシャドーイングから始めてみることが最重要です!
- 1単語/1フレーズからシャドーイングしてみる
- 再生速度を0.7倍・0.5倍にしてシャドーイングしてみる
シャドーイングは一日何時間やるべき?
シャドーイングは1日最低15分、長くて30分できると良いです◎
1日5分のように短すぎても効果が得られにくい一方で、集中力と根気が必要なので長くやりすぎても途中で挫折してしまいます。
「1日15〜30分」は毎日続けられる現実的な学習時間だと言えるでしょう。
シャドーイングはどれくらいで効果が出る?
シャドーイングは、数週間〜1ヶ月ほどで効果を感じ始めます。
最初は「口が回るようになってきた!」「前よりも発音が良くなったかも?」という小さな気づきだけかもしれません。
ですが半年、1年と続けていくと着実に発音が良くなる&リスニング力向上も上がっていくので、とにかく根気よく続けていくことが大切です!
シャドーイングで自分の声が聞こえないのはなぜ?
「シャドーイングをしているときに自分の発している声が聞こえない」のは、音源と同時に自分の声をかぶせてシャドーイングしてしまっているから。
音源と自分の声を重ねて発音してしまうと、自分の発音が聞けないので正しい発音ができているのか確認できなくなります。
なので始めのうちは「音声を聞いてから真似して発音してみる」という方法がオススメ◎
慣れてきた段階で音源と同時にシャドーイングするのは「ネイティブのスピードについていく訓練」という意味では効果的です。