「自分に合ったシャドーイング教材がわからない」「教材を探すのに時間をかけたくない」という英語学習者の方はいませんか？
そんなお悩みを持つ人に向けて本記事では、シャドーイングにおすすめの教材をレベル別にまとめて紹介します。
結論から言うと、シャドーイング教材におすすめなのは以下の3つ！
今回は留学経験あり＆現役英語学習者の私が実際に利用しているものも含めて、具体的なYoutuber名や作品名を学習者レベル別に紹介していきます◎
- 海外ドラマ・映画（Netflix等）
- Youtube
- TED Talks
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シャドーイングをやる目的とは？
そもそも、英語上達のためにシャドーイングをやる目的はなんでしょうか？
シャドーイングで得られる主な学習効果は「発音矯正」と「リスニング力の向上」です。
シャドーイングではお手本となる音声を真似して発音することで、正しい発音を習得しネイティブのような話し方に近づけることができます。
また発音を習得することで英語の音が聞き取れるようになり、結果的にリスニング力アップにも繋がります◎
シャドーイング教材を選ぶポイント
ここでは、シャドーイングの教材選びで失敗しないための「教材選びのポイント」を4つ紹介します。
内容が理解しやすい教材を選ぶ
自分の英語レベルよりも一段階レベルを下げたものを選びましょう。
辞書を使わなくても「70〜80％程度理解できる」レベルの教材がオススメ。
理由はシャドーイングは難易度の高い勉強法であること、日本人学習者は発音やスピーキングを苦手としている人が多いためです。
また一般的な英会話を習得したい人は「日常会話」を中心にしている教材を選びましょう。
音声ではなく動画教材を選ぶ
音声教材は避けて動画教材を選ぶようにしましょう。
シャドーイング専用のCD付参考書はたくさんありますが、音声だと話者の表情や口の動きが確認できず発音習得がしにくいのでオススメしません。
日英字幕付きのもの
教材の内容をきちんと理解するため、発音と文字を結びつけるために「日英字幕付き」の教材を探しましょう。
すでに英語がある程度できる中上級者は「英語字幕のみ」でも良いですが、初級者は「日英字幕付き」が断然おすすめ◎
字幕がないと何を言っているのか正確に分からないままになってしまい、シャドーイングをする意味がなくなってしまいます。
再生速度が変更できるもの
0.5倍速や0.75倍速など、再生速度が変更できる教材を選びましょう。
通常倍速だとシャドーイングが難しい場合や、発音がはっきり聞き取れない場合などに速度を落として再生できると非常に便利だからです◎
シャドーイングのおすすめ教材は3つ【レベル別】
ここからは、シャドーイングにおすすめの動画教材を3つ紹介します！
Netflix（ドラマ・映画）
3つの中でも最もオススメなのが、Netflixなどで観られる海外ドラマ・映画。
NetflixやHuluなどは日英の字幕が選択でき、再生速度も自由に変えられます。
自分の好きなドラマ・映画で、専門用語が出てこないものであれば基本的に何でもOK◎
初心者向け
初心者向けに特におすすめなのが、「シットコム」と呼ばれるシチュエーションコメディ。
1話完結型のストーリーで登場人物が固定されており、日常場面を描いたものが多いので初心者でも理解しやすいのがメリット。
中上級者向け
中上級者はシットコムにこだわらず、好きなドラマや俳優を基準に探してみるとストーリーも同時に楽しめるのでオススメ。
一方で、クリミナル、スリラー系など専門用語が多く出てくるドラマは避けた方が良いでしょう。
- 13 Reasons Why
- Emily in Paris
- Sex and the city
- Gossip girl
- 海外恋愛リアリティーショー（Love Is Blindなど）
Youtube
無料で利用できる「Youtube」もシャドーイング教材としてオススメ。
再生速度が変えられるのはもちろん、動画が無限に探せるので自分に合った教材を見つけることができます。
一方で字幕が付いていない動画が多いので、字幕付きの動画を探すのに少し苦労するのがデメリット。
初心者向け
初心者におすすめなのが、英語系Youtuberの動画。
英語学習者向けに日英字幕・解説付き＆分かりやすい英語で話しているので、初心者にとって非常に理解しやすいからです。
文法フレーズ解説動画よりも、Vlogなど英語を長く話している動画がシャドーイングに使いやすいです◎
中上級者向け
中上級者以上には、海外のYoutuberから好きな動画を選ぶのがオススメ。
海外のネイティブが使う自然な英語を学ぶことができ、動画を通して海外生活の様子も観られるのでモチベーションアップにも良いでしょう◎
ただ日本語の字幕はなく、動画によっては英語字幕さえ付いてないものもあるので注意が必要です。
- Jenn Im（LA在住のYoutuber ライフスタイル系）
- ur mom ashley（LA在住のYoutuber Vlog系）
- 海外セレブのインタビュー動画（好きな俳優の動画など）
TED Talks
シャドーイング教材としてよく挙げられるのが「TED Talks」。
日英字幕だけではなくスクリプトも付いているので、英語学習教材として人気の高いサイトですよね。
一方で動画によっては専門用語が数多く出てくることや畏まったスピーチ形式の動画であることから、初心者には難易度高め＆日常英会話習得には不向きなのがデメリット。
初心者向け
初心者におすすめなのが、TEDの中でも教育支援向けに作られている「TED-Ed」の動画。
日常の中で生まれる身近な疑問をテーマにした動画が多く、内容が専門的すぎない＆動画の長さが5分以内なので初心者にとっても扱いやすいです◎
- What would happen if you didn’t sleep?
（もし睡眠を取らなかったら何が起こるのか？） - The science of skin color
（肌の色の科学）
中上級者向け
中上級者は、自分の気になるトピックや今話題のトピックから好きな動画を選ぶのがおすすめ。
できれば10分内の動画を選ぶとシャドーイング教材として使いやすいでしょう。
参考までに、私がシャドーイング教材として使っていた動画をシェアします◎
【1日50分】効果的なおすすめシャドーイング法
最後に「シャドーイングのやり方が合っているか分からない」という人向けに私が実践する「効果的なおすすめシャドーイング法」を紹介します。
Step1：ディクテーション
最初から字幕やスクリプトを見て意味を確認するのも良いですが、時間がある場合は「ディクテーション」から始めるのがオススメです。
字幕なしで動画を流し、聞こえてきた英語を書き取ってみましょう。
聞き取れない箇所が確認でき、リスニングでなぜ聞き取れないのか？の原因を探ることができます。
Step2：内容を理解する
ディクテーションが終わったら動画の内容を理解するステップ。
内容を理解せずにシャドーイングだけをやっていては、学習効果がなくなってしまいます。
分からない単語や表現は辞書で調べて、100％内容を理解するようにしましょう。
Step3：リピーティングする
内容が理解できたら、シャドーイングの前にリピーティングから始めます。
リピーティングは「音声を流し聴き終えたあとに真似して発音する」という方法。
いきなりシャドーイングから入ると正しい発音をマスターしにくく、話すスピードに意識が向いてしまうからです。
まずは単語ごと、フレーズごとに区切ってリピーティングをしてみましょう。
Step4：シャドーイングする
リピーティングを繰り返して発音、単語と単語のつながり、文全体のイントネーションが掴めたらシャドーイングに入りましょう！
音声を流して、聞こえてきた音声を追うようにシャドーイングしていきます。
もし難しいと感じたら、0.75倍速にするなどゆっくりから始めてOK。
ネイティブの速さについていけるようになるまで何度も繰り返し練習しましょう。
Step5：自分の声を録音して改善する
シャドーイングができるようになったら、改善点を探すために自分の声を録音してみましょう。
録音した声を聞いてお手本の音声と違うところがあれば改善し、よりネイティブに近い発音に矯正していきましょう！
【まとめ】シャドーイングのおすすめ教材
以上が、シャドーイングにおすすめの教材まとめでした！
おすすめの教材と同時に、効果的なシャドーイングのやり方も合わせて解説しているので、ぜひ本記事を参考にシャドーイングを実践してみてくださいね。
一方で教材選びとシャドーイング方法には千差万別あり、自分にもっとも合う学習法を見つけることも語学学習においては非常に大切です◎
本記事を一つの参考にしつつ、徐々に自分に最適な学習法を探していきましょう！
