「シャドーイングのやり方が合っているか不安…」「シャドーイングをやってても効果が感じられない…」そんなお悩みを持つ人はいませんか?
そんな方向けに本記事では、留学経験あり&英語独学を続ける筆者が「効果が出るおすすめのシャドーイング法」を徹底解説します!
具体的な手順、意識すべきポイントも含めて詳細に解説するので、シャドーイングのやり方を見直したい方は参考にお役立てください。
人気のオンライン英会話では、無料体験レッスンが受けられるので気になる方はぜひ試してみてくださいね!
シャドーイングとは?
シャドーイングは「流れてくる音声を聴き、瞬時に声に出して発音する」学習法。
もともとは同時通訳者のための訓練法でしたが、近年では一般の学習者にも取り入れられるようになりました。
シャドーイングと聞くと「スクリプトを一度も見ずに音声を一生懸命追いかける」というイメージを抱く人もいるかもしれません。
ですが、「事前にスクリプトを確認する」「音声の速度を下げる」など一般の学習者が行うシャドーイングにはさまざまなやり方があり、これと言う絶対的な正解はありません。
シャドーイングはどんな効果がある?
シャドーイングには以下のような効果があります。
- 発音が良くなる(※主な効果)
- リスニング力が上がる(※主な効果)
- 知っている語彙・フレーズが増える
- 読解力が上がる
「リスニング力を上げるならシャドーイング」とよく耳にする人もいるかもしれませんが、実際にもっとも効果があるのは「発音の矯正」。
(私自身もこれを実感しています!)
そして発音への理解を深め、発音習得することで結果的にネイティブの発音が聞き取れるようになりリスニングの上達に繋がるのです◎
なので、リスニング上達のためにシャドーイングをしている人は「まずは正しい発音を身につける」ことを意識することが大切。
ちなみにシャドーイングでは英文を頭で考える訓練はしないため、スピーキング上達にはそれほど効果がありません。
英語がペラペラになりたい!という人は、オンライン英会話などのアウトプットの時間も作るようにしましょう。
効果が出るシャドーイングのやり方
ここからは私が実践する「効果的なシャドーイングのやり方」を6ステップに分けて解説します。
※ できる限り詳細に説明したいので少し長くなりますが、ご容赦ください!
Step1:教材を選ぶ
参考書やTEDなど教材はたくさんありますが、一番おすすめなのは「海外ドラマ」。
中でも初心者向けにピッタリなのは『フレンズ』などのシチュエーションコメディです◎
一つ教材を選んだら、その日にシャドーイングをする「約1分」を動画内からピックアップしてください。
(特にこだわりがなければ、Season1 Episode1の冒頭から始めてOK)
※ おすすめ教材についてもっと知りたい人は、記事の後半で詳しく解説しています!
Step2:ディクテーションする
まずはディクテーションから始めます。
ディクテーションをすることで、リスニングで聞き取れない所はどこか?なぜ聞き取れないか?をチェックしましょう◎
- 動画音声を流し書き取りする
- 分からない箇所は何度も聞く&再生速度を落とす
- どうしても聞き取れない箇所は空欄にする
- 英語字幕を見て答え合わせをする
- 聞き取れなかった所の確認&原因分析をする
Step3:内容を理解する
ディクテーションを終えたら、書き取った英文を見て内容を理解します。
分からない単語、フレーズ、文法を調べつつ完璧に意味を理解しましょう。
意味が分からないままシャドーイングだけ繰り返しても、やっている意味がなくなってしまうため。
またこのプロセスは語彙力・読解力アップにも繋がります◎
Step4:リピーティングする
シャドーイングで最重要なのは「話すスピード」ではなく「正しい発音の習得」です。
そのため、難易度の高いシャドーイングではなくリピーティングから始めましょう。
ここではしっかりと音声を聞き、正しい発音で話すことを意識します。
- 一単語あるいはフレーズごとに音声を流す
- 音声を耳で聞く
- すぐに真似して発音してみる
- 発音できるようになるまで繰り返す
- 次の一単語/フレーズに進む
Step5:シャドーイングする
リピーティングで発音の練習が終わったら、シャドーイングを始めます。
ここでは正しい発音で話すと同時に「話すスピード」も意識してみましょう。
- 音声を流す
- 聞こえてきた音に少し遅れる形で発音する
※難しいなら最初は「1文ごとに区切る」「再生速度を落とす」のもOK!
Step6:声を録音し改善点を探す
シャドーイングに慣れてきたら、改善点がないかを見つけるために自分の声を録音してみましょう。
自分ではナチュラルな発音で話せていたと思っても、客観的に聴いてみると「こんな発音をしていたの?」とびっくりすることも。笑
(私もよくあります泣)
苦手な発音や改善すべき箇所は発音記号を確認し、何度も繰り返し練習してみましょう!
私のルーティンを紹介【1日40分】
最後に、前日にシャドーイングした箇所の復習法も含めた「私のシャドーイングルーティン」を紹介します!
- 3日前〜前日で学習を終えた箇所を再生
- シャドーイングしながら復習する
- 今日学習する箇所の手前で止める
- Step2〜6の手順で学習を進める
上記の手順を全て終えるのに約40〜60分かかります!
シャドーイングのおすすめ教材
シャドーイングにおすすめの教材は、以下の2つ。
- Youtube動画
- 海外ドラマ・映画
Youtubeや海外ドラマは「日常会話が多い&日英字幕あり&再生速度変更可」という3つの理由からシャドーイングに適した教材としておすすめしています◎
音声付きの参考書もありますが、話者の表情や口の動きが確認できないのであまりオススメしません。
また人気のTED Talksは、スピーチ形式でフォーマルすぎる&専門的なテーマが多いことから初心者にはあまり向かないでしょう。
レベル別におすすめのYoutuber&海外ドラマが知りたい方はこちら↓
シャドーイングで意識するポイント
最後に「これを意識すると効果がグンと上がる!」というポイントを3つ紹介します。
10分でもいいから毎日継続する
効果につながる最大の秘訣は「毎日継続して勉強すること」。
ここでは1日40分でできるシャドーイング法を紹介しましたが、時間がない日は1日10分でもOK。
10分間は前日までにやった箇所を復習するつもりで、シャドーイングだけを集中してやりましょう。
また週末にまとめて学習するよりも、1日少しずつでも学習した方が効果は上がります◎
完璧になるまで同じ文章を繰り返す
色々な文章を試すのではなく、完璧にできるまで同じ文章を繰り返すのが効果的です。
理由は正しい発音で言えるようになる前に新しい文章に移ってしまうと、発音の習得ができずリスニング上達にも繋がらなくなってしまうから。
そのため、1日にシャドーイングする箇所は1分程度にして、その1分間の文章を完璧にできるように何度も繰り返すようにしましょう。
そして、次の日に復習するのも忘れないようにしましょう。
速さではなく発音習得を最優先する
シャドーイングでは、話す速さではなく「ネイティブの発音習得」を意識して練習することが大切です。
シャドーイングをやる最大の目的は「速く話す」ことではなく「正しい発音を身につけてリスニング上達に繋げる」ということを忘れないようにしましょう。
学習者の中には「シャドーイングの音声に追いつけるよう一生懸命練習しているけれど、全然できる気がしない」という人がいます。
それは「正しい発音を習得する」第一段階をスキップし「速さ」ばかりに意識が向いてしまっているのが原因。
シャドーイングのやり方【まとめ】
以上が、シャドーイングのやり方についての解説でした!
- 前日やった箇所を復習としてシャドーイング
- 今日やる箇所(約1分)をディクテーション
- 書き取った内容を理解する
- リピーティングで発音を練習
- シャドーイングで速さも意識
- 自分の声を録音し改善
シャドーイングのやり方に正解はありませんが、本記事の内容を参考にぜひ自分自身に合った学習法を見つけてみてくださいね!
また、シャドーイングと合わせてスピーキングの練習もしたい人は「オンライン英会話」を学習に取り入れるのがおすすめ。
発音とリスニングに効果がある一方で、シャドーイングでは「自分で英文を組み立ててアウトプットする」という練習はできません。
そこで「英語ペラペラになりたい」「頭で瞬時に英語が組み立てられるようにしたい」という人に効果的なのが「オンライン英会話」。
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